海外移住するにあたって、何を持っていくか不安に思っている方は多いと思います。
私は幼い子供が2人いるので、なおさら悩みました。
私は出国前、限られた荷物の中で何を優先して持っていくべきか、いろいろなサイトを読みあさりました(笑)
私はアメリカ在住なので、アメリカで実際に3ヶ月生活して役に立ったアイテムをご紹介したいと思います。アメリカ駐在での経験になってしまいますがご了承ください。
※移住先の国によって事情は違うと思います。
また、お子様がいらっしゃる方にも参考になればと思います。
※我が家は幼稚園児と1年生なので、赤ちゃんの場合はまた必要なものが変わると思います(汗)
常備薬
海外移住して現地のドラッグストアで薬を購入するのは、かなりハードルが高いです。
何よりも薬に表記されている文字を読むのに苦労するからです。
英語表記であっても、薬の成分や効能を表す英語は難解です。ひとつひとつgoogle翻訳で訳していたら大変です。
ましてや体調が悪い時に、そんな余裕はないでしょう。
現地の病院を受診するにも高額であったり、渡航したばかりで右も左もわからないのに、受診したい病院を探すことは大変です。
また、海外の医療制度は日本と違うので、保険でカバーできない医療機関で診察すると高額請求される場合もあるようです。
日本のように気軽に病院に行くことへの敷居が高いので、なるべく常備薬は多く持っていきましょう。
私は頭痛持ちで、渡航したばかりの時に手元に頭痛薬がなくてかなり辛い思いをしました。(航空便の荷物に入れていて1ヶ月後に届いたので、その間苦労しました)。
現地のドラックストアで買ってきた頭痛薬が全く効かず、痛みに耐えきれず寝込んでしまったこともあります。
また、小さいお子様は突然発熱するなどします。
小児科のかかりつけ医からもらった解熱剤や風邪薬など、現地生活になれるまでを見込んで用意しておくと良いでしょう。
その他、現地でも購入できますが体温計、傷薬、絆創膏、トローチなどは手元にいつでもあると安心です。

※まさかの、夫が急な歯痛ですごくお世話になった痛み止め(笑)。
プリンター・換えインク
これは私も、こんなに使うと思っていなかったアイテムです。
移住すると、何かと書類提出が必要な場合があります。
アメリカですとソーシャルセキュリティというID(身分証明書)の役目も果たす大変重要な書類を取得する必要があります。
その際に、何かと書類をプリントアウトするケースが出てきます。
また、現地の運転免許証の取得も必要になってきます。
アメリカの場合、州の制度にもよりますが国際免許はあくまで旅行者向けなので、正式なアメリカの運転免許証を取得することが望ましいてされている傾向があります(国際免許証は1年で失効)。
その際にも必要書類を印刷したり、何かと使う場面が多いでしょう。
また、お子様がいらっしゃる場合は学校のプリントを印刷することが多いです。
コロナ禍で幼稚園がオンラインスクールだったため、宿題などはプリントアウトして、写真撮影してメールに画像を添付して提出をすることを求められました。
また、日本の国語などを勉強をする場合、テキストやドリルを電子書籍で買ってプリントアウトして使用することもあります。
何かと移住してすぐに必要だったので、現地で高額なプリンターを買わず、壊れるまでお持ちのプリンターを使えるようにしておくと良いでしょう。
インクカートリッジも多めに買って持っていくことをお勧めします。
最悪、日本のアマゾンから国際便でインクを買うことも可能です。
海外配送で送料は2600円ほどかかりましたが、2年分の安い互換インクを購入できたので、結果割安で済みました。
毎日稼働している我が家のプリンター。
お化粧品
スキンケア用品、コスメなど、肌に合わないものは女性には死活問題です。
ただでさえ慣れない海外生活で、お肌が荒れることはとてもストレスになります。
私も現地で間に合わせに洗顔フォームを購入しましたが、めちゃめちゃ臭くて捨てました(笑)。
そして日系スーパーまで行き、日本よりも3倍くらい値段が高い洗顔フォームを購入した経験があります(極潤の450円くらいの洗顔フォームが1500円しました)。
現地に慣れるまでは、お肌に合う基礎化粧品、コスメなどは多めに持っていくことをお勧めします。
慣れてきたらアットコスメにレビューがある国際ブランドを、Amazonで購入するといいでしょう。
アメリカの場合はクリニークが日本よりも安く購入できるので、Amazonで購入しています。これもアットコスメでレビューが良い商品か確認をして、オンラインで購入をしました。
現地では種類が多くて何を購入して良いか分からないので、この方法が確実だと思っています。
他にもレブロン、メイベリンなど日本でもお馴染みの海外コスメブランドがあるので、あらかじめ日本で試しておくのも良いかもしれませんね。

↑まとめ買いしてきた日本のお気に入りコスメ。これにたどり着くまで何本のコスメを試してきたことか・・・。またやり直すのは嫌だ!
炊飯器
これは必ず言われる、日本人には必須アイテムですね。
かくいう私も持参し、炊飯器のために変圧器まで購入して持ってきました。炊飯器やドライヤーなどは電圧が急激に上がるので、変圧器が必要とのことでした。
2週間ほど問題なく使用できましたが、炊飯器は壊れてしましました(原因はよくわからず)。
結局、アメリカのアマゾンにTIGER製の炊飯器があったので、買い換えました。アメリカ向けなので変圧器も不要になり、便利です。
国によって変圧器が必要か、現地で日本ブランドの炊飯器が買えるかあらかじめ確認しておいたほうが良さそうです。
ちなみに、ライスクッカーという名前でアメリカ製の炊飯器を買ったことがあります。しかし、ご飯は問題なく炊けますが保温機能のレベルが低く、数時間炊飯器にお米を入れておくとカピカピになってしまい、何度かお米を廃棄することがありました。
ですので、炊飯器は日本ブランドのものを強くお勧めします。

買い換えた炊飯器。シンプルな機能なので、英語でもなんとか大丈夫。
↓日本からアメリカに持参した変圧器。
絵本・児童書
大人の本はキンドルでも購入できますが、やはり子供にはタブレットではなく実物の紙の本が良いでしょう。
大人と一緒に読む時や、兄弟間で貸しあうなど、紙でのメリットは多いです。
海外で日本の児童書や絵本を入手することは困難(あっても高い)ので、お気に入りの本などは日本から持参すると良いでしょう。

しまじろうは役に立っています。
テキスト・参考書
こちらもキンドルでは購入しづらいものです。
大人も同様ですが、お子様がいらっしゃる場合は特にです。キンドルで購入できる学習ドリルなどは種類が少ないため、日本から持参をおすすめします。
いくら海外で英語が学べるといっても、一番大事なのは母国語です。母国語を疎かにすると、将来の語彙力や思考力に影響してきます。
海外だからこそ、母国語を忘れないようにしっかり学習する必要があります。

何度も使用できるように、ここでもプリンターを活用してコピーしたりします。
お気に入りのマスコットやおもちゃ
アメリカの場合、ピカチュウやマリオなど、日本でもお馴染みのキャラクターグッズは購入できます。
ですが、ドラえもん、アンパンマン、プリキュア、サンリオ系はあまり流通していません。
また、海外だと日本の動画サイトを見れない場合があります。
DTV、Tver、Amazonvideo、Hulu、U-NEXTは海外からの視聴アクセスができませんでした。
唯一NETFLIXだけが海外から日本版を視聴可能です。
※だから鬼滅の刃は視聴できます(笑)
お気に入りのアニメが見れない場合、お子様にストレスがかかるかもしれません。ただでさえ慣れない海外生活ですので、お気に入りDVDやおもちゃを持参して精神的に落ち着く環境を用意しておくと良いでしょう。

我が家ではパーティーゲームを持参。日本語の勉強にもなるし、大人とも楽しめるのでとても良いです。
↓持参したおススメボードゲーム
肌着・下着
これも意外でしたが、アメリカではあまり肌着文化が無いようです。つまり、素肌にTシャツを着ていることが多いのです。
最近では慣れてきましたが、最初は戸惑いました。気候がカラッとしているので、日本のようにジメジメと服が湿らないからかもしれません。
子供服のショップでも、肌着の展開や数が少ないことがあります。肌着必須の方は、日本である程度まとめ買いしていくと良いかもしれません。
そのうち、慣れてきたら現地の人と同じように肌着を着る習慣がなくなる可能性があるので、せいぜい1年分までにしましょう。
また、女の子の場合は防犯的な意味で肌着を着せたいと思うので、日本でまとめ買いするか、現地のAmazonで購入すると良いでしょう。
ちなみに、アメリカのUNIQLOは日本の2倍の値段です。
愛用者の方はまとめ買いして持参してください。
女性の場合も下着をまとめて購入していくことをおすすめします。
私はワコールの下着が一番体に合うので、1年分をまとめ買いしていきました。ブラジャーなど体にフィットしないとストレスなので、お気に入りがあれば持っていきましょう。

↑アメリカのAmazonで購入した娘の肌着。サイズが思ったより大きくて困りました。日本人のサイズ感と少し違うので、注意が必要かも。
文房具
こちらも、お気に入りのものがあれば持参しましょう。現地でも売っていますが、予想しないタイミングで必要な場合があります。
お子様の学校で、折り紙や絵具、クレヨンなど突然必要になる場合があります。
現地の学校に新規入園であれば、学校で指定の文具の購入ができるかもしれませんが、中途で入学する場合、何が必要かよく分からない場合があります。
まして日本語で先生と疎通できないので、よく分からないこともあります。
鉛筆、ノート、画用紙、折り紙、のり、はさみ、色鉛筆、クレヨン、水彩絵具、マーカーなど、キンダーのオンライン授業で使用しました(担任の先生から事前に言われず、あわてて用意しました)。最低限これらを用意しておくと安心できると思います。

折り紙などは日本人学校などでもよく使用します。多めに持参すると良いでしょう。
↓1200枚入りの大容量を愛用中。
お弁当箱
これは夫が現地の会社に通うようになり、使用するようになりました。
日本では社員食堂がありましたが、現地にはありません。
ましてやアメリカの場合、物価が高いので毎回ランチに行ったら$10〜$20の痛い出費になります。しかもチップが発生することも・・・。
また、健康面や毎回車でランチに行く手間や時間などを考慮すると、お弁当を持参することはお勧めです。
お弁当箱、繰り返し使えるシリコン製のおかずカップ、暖かいスープやサラダ、フルーツも入れられる保温ジャー、保冷剤、保温機能付きのランチバッグなどを用意しておくと便利です。
また、お子様も学校でランチボックスを持っていくことがあると思います。
アメリカでは給食がまずくて、たいていのお子様はランチボックスを持参しています。お子様のお気に入りのマスコットなどがついたお弁当箱、ランチバッグなど、日本で買って持参すると良いと思います。
シリコンカップやランチトートなどのお弁当グッズは、100円ショップで揃います。

↓重宝してるスープジャー。これにスープ、サラダ、フルーツなど何でも活用。
↓お弁当作るテンションを上げたくて、曲げわっぱ弁当箱を持参しました。
海外移住・駐在で役に立ったもの10選【家族・子連れ必見】。
以上、2児の母である駐在妻が3ヶ月生活してみて必要・便利だったものをまとめてみました。
少しでも参考になれば幸いです。
- 常備薬
- プリンター・換えインク
- お化粧品
- 炊飯器
- 絵本・児童書
- テキスト・参考書
- お気に入りのマスコットやおもちゃ
- 肌着・下着
- 文房具
- お弁当箱
